はじめに

オールゲーマーズ誌主催による『日本アナログゲーム ゲームカフェ大賞』を創設します。

この賞は、日頃より最もアナログゲームに接し、プレイし、インストをしているゲームカフェやショップによる投票によって決まる賞であり、すなわち、よりプロフェッショナルの目線且つ、現場感覚に近い身近な賞になるものと期待しています。

第二回目である今回は、「2018―2019年」という区切りの中で、「最もホットだったと思う」「日本のアナログゲーム」を3点挙げてくださいとお願いをしました。

◆主旨 普段から最もアナログゲームに接しているゲームショップやゲームカフェからの投票には、よりユーザー目線に近い結果が得られ、またアナログゲーマーとカフェの橋渡しになることを期待し、当賞を創設する。
◆対象ゲーム 日本国内の全てのアナログゲーム。
※アナログゲームの定義は投票者に委ねる。

◆投票対象 「その一年で最もホットだった」と思うゲーム。
※「ホットだった」の定義は投票者に委ねる。
◆投票者 オールゲーマーズ誌に掲載する全てのお店に依頼。
◆選出方法 1番ホットだったゲームに5点、2番目に3点、3番目に1点を割り振り、最も得点の多いゲームを「ゲームカフェ大賞」とする。


たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。
  • ◆タイトル:たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。
  • ◆メーカー:CRIMAGE/株式会社ClaGla
  • ◆デザイナー:daipo
  • ◆ジャンル:大喜利系
  • ◆プレイ人数:3~6人
  • ◆プレイ時間:15~30分

総評

 「たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。」は、複数の子プレイヤーがそれぞれカードを組み合わせて即興でプロポーズの言葉を作り出し、その中から親プレイヤーが最も気に入った1つを選ぶというゲームです。

 特筆すべきは、コンポーネントの中に指輪が入っており、プレイヤーは早く指輪を無くしていく(つまり親プレイヤーに受け取ってもらう)というギミックが醸し出す妙なリアル感。もちろんカードはランダム性があるので、たまにマジプロポーズになることもあり、親プレイヤーが異性だと、指輪を差し出しながらのプロポーズはかなーり赤面ものなんてことも。

 いわゆる大喜利系と呼ばれるジャンルで、前回2位には同じく大喜利系の「ボブジテン」が入りましたように、やはりゲームカフェなどの場では、ルールをそこまで読み込まなくても遊べ、かつ笑いが起こりやすく盛り上がりやすい大喜利系がよく遊ばれるのでしょう。多くのカフェからも「薦めやすかった」とコメントを頂きました。

カフェからのコメント

このゲームをしに遊びに来られたお客様も多く、年齢性別問わず遊ばれていました。とてもキャッチーなテーマでボードゲームが初めてのお客様にも勧めやすかったです。

今年一番遊ばれていました。ポップなデザインと指輪という可愛い小物が、はじめてゲームする方にも手に取りやすかった様です。

男性、女性共にとても評判が良かった

とくに女子会のお客様の爆笑をさらっていた一作。実際に装着できる指輪が入っていることの重要さ、遊んでいるお客様に気づかされて唸りました。

国産同人ゲームとしては異例のヒット。ボードゲームに慣れていないお客様からのお問い合わせも数多くいただき、ボードゲームがより身近になるためにはSNSが密接に関わる必要性を感じた。

個人的に楽しかったのもありますが、はまった時の盛り上がり方が抜群でした。

簡単にインストできる大喜利ゲーム。ロマンティックが止まらないプロポーズでも、ふざけたプロポーズでも結局は笑いの絶えないゲームになります。

とくに女子会のお客様の爆笑をさらっていた一作。実際に装着できる指輪が入っていることの重要さ、遊んでいるお客様に気づかされて唸りました。


テラフォーミング・マーズ
  • ◆タイトル:テラフォーミング・マーズ
  • ◆メーカー:FryxGames(日本取扱:アークライト)
  • ◆デザイナー:Jacob Fryxelius
  • ◆ジャンル:火星開拓エリアマジョリティ
  • ◆プレイ人数:1~5人
  • ◆プレイ時間:90分〜120分

総評

 前回の大賞で3位だった「テラフォーミング・マーズ」が今回2位に選出された。つまり2年間ゲームカフェシーンで中心にあり続けたゲームということであり、しかしそれは「とにかくテラフォをやり続けたい」なんていう感想を見かけるぐらいの中毒性がなせる技だっただろう。

 企業のスタッフとして火星を開拓して発展を目指すゲーム。舞台が火星なだけに開発の内容も「気温を上昇させる」「呼吸可能な大気を作り出す」「海洋を生み出す」などソレっぽい。

 拡張も出されており、その勢いはまだまだ衰える気配を見せない、まだまだ遊ばれ続けるゲームだろう。

カフェからのコメント

このゲーム目的で来店されるお客様が多く発売から少し時間が経った今でも根強い人気です。

全会社制覇キャンペーンなどカードがボロボロになるくらいに遊ばれた。

何度遊んでも新しい発見があり、色褪せない。SFテーマは受けないというジンクスをひっくり返し長く遊ばれる傑作。

常連さんが好んでプレイされています。

ヴィーナス拡張などが発売されリプレイ性も高かったから。

プレイ時間が長めですが色々な戦略を試したくなるようなゲームで何回も遊ばれてる印象でした。

時間換算で一番プレイされているゲーム。


アズール
クアックサルバー
  • ◆タイトル:アズール
  • ◆デザイナー:Michael Kiesling

  • ◆タイトル:クアックサルバー
  • ◆デザイナー:Wolfgang Warsc

総評

 3位は同票で「アズール」と「クアックサルバー」が入選。2018年のドイツ年間ゲーム大賞の大賞作品とエキスパート作品であり、納得の面白さだ。

カフェからのコメント

アズール:見た目の可愛さ・キレイさと、戦略生が絶妙です。普段ゲームをしない女性の興味を惹きやすいのもグッド。今年のゲームといったらコレ。

アズール:新たな“定番ゲーム”として、とくに経験者の方がまだ「ボードゲームははじめたばかり」という方に紹介するのにお店では大活躍でした!

アズール:とにかく女性のお客様に人気でした。

アズール:ボードゲーム大賞を受賞されたこともあり、店内での遊戯率が高いため

アズール:見た目の美しさと大賞受賞の実績もあり長く遊ばれています。お客様からのルール説明のリクエストも多かったです。

アズール:男性、女性共にとても評判が良かった。

クアックサルバー:天岩庵に来る方で、このゲームを面白くないといった人はいません。リプレイ性が高く、何ゲームやっても楽しい。賞を取るのも納得の良いゲームです。買う時点からガチャだったのも一興。

クアックサルバー:購入した物が引けるかも分からないドキドキ感から何度やっても面白い。

クアックサルバー:戦略と運の双方が必要なバランスや能力を組み合わせて遊べるゲーム性の変化、袋からチップを引くわくわく感などいろんな要素がたっぷり詰まった作品。幅広いユーザーに好評だった。

クアックサルバー:とてもインパクトのある華やかなコンポーネントで、初心者の方も何度も遊びたくなるゲームとして、沢山遊んでいただいております!

第5位
ドミニオン
第6位
適当な関係
第7位
ザ・マインド
第8位
カタンの開拓者たち
第9位
ギャングスターパラダイス
第10位
オーディンの祝祭

カフェからの全体に対するコメント

ドミニオン:個人的にもっと拡張とかを覚えたい。お店でも初めて遊んでハマる人が多かったです。

ドミニオン:リプレイ性が高く、初心者から上級者までお楽しみいただける作品のため。

ドミニオン:どんどんプレイヤーが増えている。

ドミニオン:カードの効果が数百種類あって何度やっても飽きないと言うお客さまたち。ドミニオンやろうって言うといつも輪が出来る最強ツールですね。

適当なカンケイ:仲間内はもちろん、初対面どうしでも無理なく盛り上がれるパーティーゲームの新定番。「大人数向けのおすすめ」棚の中でヘビロテでした。

適当なカンケイ:ルールが簡単で手軽にあそべて大人数ですごい盛り上がってました。

適当なカンケイ:パーティーゲームの新定番!勝ち負け問わず盛り上がります。

適当なカンケイ:誰でも気軽にサクッと遊べる。

ザ・マインド:あまりにもシンプルだけど、だからこそ盛り上がる協力ゲーム!他のゲームで遊んだあとに、みんなで最後の締め用に最もオススメしたいです!

ザ・マインド:説明書を読んだだけでは、面白いの?だったがやってみたらめちゃくちゃハマる。

ザ・マインド:誰でも気軽にサクッと遊べる。

カタンの開拓者たち:「とりあえずカタンやってみたいです」は今年も多く聞きました。

カタンの開拓者たち:古いゲームがブームなのでしょうか。お若い方(高校~大学)に人気です。

カタンの開拓者たち:定番

カタンの開拓者たち:ボードゲームを最近知り、少し難しいゲームをやってみたいお客様にピッタリ

カタンの開拓者たち:1番遊ばれてるゲームです。

カタンの開拓者たち:陣取り、ダイス、交渉等、ボドゲの魅力全部入り。『カタン』でボードゲームにハマった初心者の方、この一年もたくさんいらっしゃいました。

ギャングスターパラダイス :絶版からクラウドファンディングを通じて再販され、全国各地でそれを取り上げたイベントが主催され、当館においてもギャンパラファンミーティングが開催される勢いだったため。

ギャングスターパラダイス :正体隠匿系ゲームでは一番多く安定して遊ばれておりました。難しすぎず軽く遊べるのギャングというフレーバーが人気の様で、繰り返し遊ぶ様になるお客様が多くみられました。。

オーディンの祝祭:重いゲームにもかかわらずリピーター続出。

オーディンの祝祭:お客さまからリクエストを頂いて何度も募集をかけたが集まらなかったことが無いゲーム。プレイ時間は2時間弱と長いものの終わった後のお客さまの声は『もう一度やりたい!』と言う声が多く時間の長さを感じさせないゲーム。

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