本誌では収録できなかったものや、ホームページ上だけで楽しめる限定コンテンツ

これが甲冑闘技
JABL『ジャパン・アーマードバトル・リーグ』だ!

キャッスル・ティンタジェルは、2013年に日本で初めて、アーマード・バトルの公式戦を行うためにジャパン・アーマードバトル・リーグ(JABL)を結成しました。日本の法律とリーグの安全規格にのっとり、厳格な基準を課したバトルを展開。国際アーマード・バトル組織やアメリカのアーマードバトルグループが主催する公式戦に参戦するなど、すでに国際試合で数々の実績を残しています。

キャッスル・ティンタジェル
郵便番号171-0031 東京都豊島区目白4-13-3 大和倉庫B|TEL:080-3690-8657
火〜金:11:00〜21:00|土日:10:30〜18:00
https://www.castletintagel.com/jabl/

  大会終了後、運営責任者であり選手でもある、ジェイ・ノイズ氏にインタビューをお願いした。ノイズ氏は、試合の疲労も取れぬまま汗だくで、我々のインタビューに応じてくれた。

  そもそも、アーマードバトルを何故日本で始めたのか?

  答えは、私が思っていた以上にシンプルで、共感できる内容だった。
「僕がアーマードバトルをやりたかったからです(笑)」

  自分の好きな事を伝えたい。好きだから広めたい。それは強い原動力だと思う。
「日本で始めたのは、日本には侍や、こういった戦いを受け入れる文化があって、マッチしたからです。しかし、伝えるルートが無く苦労しました。初めて観た方はクレイジーだと思ったでしょ?(笑)」

  一見危険に見える甲冑戦闘だが、実は安全性に十分気をつけており、本気で殴り合う競技ではあるが、怪我をすることは滅多にない。特に日本での安全に対する基準は世界でも一番高いと言うことだ。

  一見危険に見える甲冑戦闘だが、実は安全性に十分気をつけており、本気で殴り合う競技ではあるが、怪我をすることは滅多にない。特に日本での安全に対する基準は世界でも一番高いと言うことだ。
「しかし、安全性に気を使うばかりでは競技として面白くはない。アグレッシブさも重視しています。アーマードバトルは、本来もっと広い場所で行う競技で、世界戦の5対5の試合ならテニスコートくらいは欲しいですね。広い場所で行えば様々なフォーメーションやダイナミック作戦ができます。ルールもボードゲーム のように様々な形に変えることも考えています。例えば、食糧の供給を取り入れる様な。重い鎧を来ている選手はエネルギーのコストがあがるようなルールです」

確かに「相手を倒す」以外にもルールが加わることで、より作戦は複雑化し、プレイヤーも観戦者も更に楽しめる物になる。それを聞くだけでも今後のアーマードバトルの可能性が単純な格闘技の世界では収まらない、新しい物として期待感が膨らむ。
「今年は秋にトーナメント、年末に海外から多数の選手を呼び、更にインターナショナルな大会を開催します。もっと広い場所を探し、ダイナミックな大会になる予定です。長期プランですが、選手も増えてきたので新しいチームも増やし、女性選手のチームも作る予定です」

世界では大きな大会も行われるアーマードバトルも、日本ではまだ数年。和甲冑の選手など、日本独自路線も打ち立てている。鋼の鎧に身を包む戦士達は、これから、どんな戦いを見せてくれるのだろうか。